「ミジメな老後」を送らないためのポイント



ねだられ貧乏

 

 

ねだられ貧乏というのは、子や孫からの「ねだられ貧乏」のことです。みじめさを嫌う親、見栄を張りたがる親の場合、「このくらいは所有していて当然」、「買って当たり前」というようなお金の使い方をよくします。

 

それは子どもにも自然と伝わっていきます。そして、子どもはそれが常識だととらえていくでしょう。子供はまだ自分では稼げないわけで、そんな子供たちに、必要なものは自分でお金の工面をして買うことを教えずに、必要なものだからと親が簡単に買い与えてしまうのです。

 

こうして育っていった子供は、当然ですが親に甘えてねだるのが上手になります。大人になっても、スキルアップするためだからと資格取得セミナーの費用をもらったり、婚活のためだからと高級なブランド品の洋服をねだったりします。「必要だから」と訴えれば、親がきっと何とかしてくれるだろうと思うわけです。

 

更に子供自体が親になっても、今度は孫の教育のために援助してほしいなどとねだることがあるでしょう。ミジメな老後を送るような親は見栄を張りますから、子どもにも孫にも、いいところを見せたいので、ねだられるとそれが嬉しくて、結局何でも買ってあげたくなってしまうのです。

 

イメージとしては「孫へのお祝いができないなんて、そんなミジメことはできない」と言ったところでしょうか?確かに親心かもしれませんが、それにも限度があります。後先を考えずに、カッコをつけていたら、間違いなく自分たちの老後のお金は無くなってしまいます。